コザクラインコのすみれを迎え入れてから、僕と母者の間では、すみれの今後の教育方針(?)で意見の食い違いもありました。
そのひとつは、情操教育(?)です。僕と母者は歌声に惚れ込んですみれに決めたわけですが、すみれが来てすぐの数日間は、まだ歌ってくれませんでした。でも外のスズメたちと呼び合ったりはしていました。そこで僕は、小鳥の声が沢山入ったCD(古くさw)でも買って、すみれに聴かせてあげたら、すみれも色々な発想ができるようになって良いのではないか、と母者に提案しました。でも母者は、自然の野鳥の声を聴くだけで十分ではないか、と反対しました。
そうこうするうちに、6日目からすみれは歌い出してくれて、僕は自分の考えの浅はかさに気付かされました。歌い始めたすみれの声色と声量に圧倒されたのです! すみれはすでに自分の世界を持っている歌い手だと感じました。なので今は自由に歌ってくれれば、それでいいと思っています。それに、そのうちだんなも来てくれるだろうし、そうしたらまた歌の発想に変化もあるんじゃないかな。
もうひとつは、臆病なすみれに対して、我々飼い主がどう振る舞うかについてです。すみれは、ひらひらしたものを怖がるので、カーテンとか、コタツ布団とか(まだ出してるw)、広げた新聞とか、服とか洗濯物とか、そういうものを急に動かすとびっくりしてしまうので注意しなければいけません。僕は極力すみれをびっくりさせないように、低く構えて、そーっと、そーっと動かします。一方、母者は案外サッサッと動かすので、すみれはびっくりしがちです。僕が母者に「そーっと動かして!」と言うと、母者は「慣れさせないと」と言うのです。うちに来たからには、うちに慣れてもらおう、というわけです。
そうこうするうちに、3週間も経った今では、コタツ布団や広げた新聞など、いつも見ているものには慣れてきたようです。厳しめの母者と限りなく甘やかす僕の間で、結果としては、ちょうど良いバランスになっていたようです。
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